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セサミンは加熱しても栄養分は減らない?

セサミンという健康成分は、日本にとどまらず、世界中でもその健康有用作用や臨床応用力が着目されている成分です。
ごまセサミン、という呼び名もされているセサミンですが、その名称と裏腹に、その含有量というのは本当は1%を切るという本当に微量なものです。
そのため、ごまの摂取における目安量は一日10mgと数字だけではちょっとの量ですが、ごまの含有量を考えると、一日に必要になる量を換算すると、ごまを一日に3000粒食べなければならなくなります。

そう考えるとちょっとの量とは言いがたいでしょう。
さらに、ゴマそのものを食べたとしても硬い殻に阻まれてその有効成分であるセサミンを十分に体の中に吸収することが出きません。
つまり、セサミンを取り入れられず、その強力な効果酸化作用から、活性酸素を除去作用を期待できないですし、生活習慣病の元となる悪玉コレステロールの発生を抑制したり、動脈硬化や血栓といった命にも係る病気の予防効果を得ることができなくなるのです。

でも、加熱すると成分が壊れてしまうし・・・と思っているのであれば、実はセサミンはそれには当てはまらないということを知っておきましょう。
確かに、ごま油などでは、加熱したり、空気に長く触れてしまうと酸化するので体に良くないとは言いますが、これはあくまでもごまに含まれる脂質に関して言えることです。
実は、セサミンにとって加熱という条件は好条件となるのです。

ゴマに含まれるセサミという成分はたとえ料理工程において加熱してもその有効性が失われることはありません。
むしろ、加熱することによって、セサミンと同じゴマリグナンに分類されるセサモールやセサモール二重体といった物質に変換されます。
その結果、これらの成分のほうが強い抗酸化力を持っているので、より高い抗酸化の力を得られると考えられるのです。

ごまの硬い皮は、栄養摂取に非常に邪魔なものになりますが、炒りごまをすりごまにして食べると皮も邪魔になりません。
また、ゴマ油を使って炒め物などの材料にすることによって、効率よくセサミンを摂取することが可能になります。
試してみてはいかがですか?

セサミンは健康食品といわれていますのでサプリメントなどで手軽に摂取できます。
忙しい毎日をおくっている方、食生活が乱れている方はサプリメントタイプを持ち歩いてみてはいかがでしょうか?
サプリメントでしたらいつでもこの成分を摂取可能になります。





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